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入院中 hospitalization

入院中

計画分娩

手帳を広げる女性の写真

分娩が近くなると、子宮の出口が熟化して柔らかくなり、分娩に伴い広がりやすくなります。

しかし、計画分娩の時は熟化していないことがあるので、熟化を促す処置が必要となることが多いです。 熟化を促す処置として、棒状の器具、水風船のような器具および膣内留置製剤があります。
その処置のあと状態を観察し、陣痛促進剤の投与を考慮します。

膣内留置薬剤および陣痛促進剤投与中は、分娩監視装置で陣痛の強さおよび赤ちゃんの心拍数を測定し記録しています。 経腟分娩を目標としていますが、お母さんまたは赤ちゃんの状態によっては、帝王切開術となることもあります。

選択的帝王切開術

前回帝王切開術 帝王切開術の既往があると、子宮の傷が薄くなっていることがあり、陣痛発来に伴い、子宮破裂をおこす危険性があります。
逆子(骨盤位) 赤ちゃんは頭が他の部位と比べて頭が大きいので、逆子の経腟分娩では、頭が出にくくなったり、へその緒が圧迫されて赤ちゃんに危険が伴うことがあります。
児頭骨盤不均衡 赤ちゃんの頭がお母さんの骨盤に比べて大きい場合、経腟分娩が困難です。
前置胎盤 胎盤が子宮口を覆っているため経腟分娩出来ません。
多胎妊娠 双子、三つ子の場合、分娩時に突然異常が起こることがあるため、帝王切開術が選択されます。

緊急帝王切開術

胎児機能不全 様々な理由で胎児心拍低下を認める場合は、赤ちゃんの命が危なくなります。
常位胎盤早期剥離 胎盤が子宮から剥がれ大量に出血し、赤ちゃんに十分な酸素が行かなくなります。
妊娠高血圧症候群 お母さんの血圧が高くなり母児ともに危険な状態です。

新生児聴覚スクリーニング検査

赤ちゃんの耳をアップにした写真

新生児聴覚スクリーニング検査とは、『聞こえ』に関する簡易的な検査です。
異常があるかどうかの検査ではなく、精密検査が必要かどうかを判断する検査です。実際に精密検査を受けたが、まったく異常が認められなかったという赤ちゃんも多いです。

言葉の発達には聴力が必要です。
聴覚障害を早期に発見でき、早期に治療および訓練ができます。

自動聴性脳幹反応(ABR)

赤ちゃんに電極を付けて、一定の音を聞かせて、脳幹からの反応を調べる検査です。

新生児マススクリーニング検査

あかちゃんの足の写真

新生児マススクリーニング検査とは、生まれつきの病気を、生まれてすぐに見つける検査です。
そして生まれてすぐに治療を開始して症状が出るのを防ぎます。

生まれて4日目に赤ちゃんのかかとから採血します。

内分泌疾患

  • 先天性副腎過形成症
  • 先天性甲状腺機能低下症

代謝異常症

  • ガラクトース血症
  • アミノ酸代謝異常症
  • 有機酸代謝異常症
  • 脂肪酸代謝異常症

オプショナルスクリーニング

赤ちゃんの写真

オプショナルスクリーニングとは、新生児マススクリーニング対象疾患に含まれていない病気について、赤ちゃんにその病気の可能性があるかどうかを調べる検査です。
病気の症状が現れる前に早く見つけて、適切な時期に治療を行うことで、よりよい治療効果が期待できます。

赤ちゃんのかかとから少量の血液を採り、血液中の化学物質を測定します。

  • オプショナルスクリーニング費用:14,000円

御殿場市にお住いの方は、市より助成金があります。他院でご出産のお子様も検査可能です。
詳しくはお問合せ下さい。

対象疾患
  • ムコ多糖症Ⅰ型
  • ムコ多糖症Ⅱ型(ハンター症候群)
  • ムコ多糖症Ⅳ型(モルキオA症候群)
  • ムコ多糖症Ⅵ型(マルトラミー症候群)
  • ファブリー病
  • ポンぺ病
  • 副腎白質ジストロフィー(男児のみ)
  • 脊髄性筋委縮症
  • 重症複合免疫不全症